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自動車保険なるほどコラムゴールド免許だと自動車保険の保険料が安くなるって本当?

2018年10月2日

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自動車保険の割引は、保険会社によってさまざまなものがあります。運転免許証の色が関係するものもそのひとつ。ゴールド免許だと保険料が安くなると聞いたことがある方も多いと思いますが、なぜ運転免許証の色によって保険料が変わるのでしょうか?
今回は、運転免許証の色で保険料が変わる理由を解説します。

ゴールド免許とは?

そもそもゴールド免許とはどのようなものなのでしょうか。運転免許証の色には3種類あります。それぞれの違いを見ていきましょう。

運転免許証の色には3種類ある

運転免許証を見てみると、更新年月日の背景に色がついています。この色にはグリーン、ブルー、ゴールドの3種類があり、運転者の条件により色が変わります。

グリーン

背景色がグリーンの場合は、免許取得から3年未満の運転者です。初めての免許取得から次の更新まではグリーンと決められており、初心者ドライバーの証といえるでしょう。

ブルー

免許取得から3年を経て、運転免許証を更新すると、「初回更新者」に区分され、背景色はブルーになります。「初回更新者」の有効期間は3年間です。
その後の更新タイミングで、過去5年間にした違反が軽微なもの1回であれば、「一般運転者」に区分され有効期間は5年に延長されます。ただし、違反が複数回ある場合、またはケガのある事故を起こしてしまった場合は、「違反運転者」に区分され有効期間は3年間のままです。

ゴールド

過去5年間無事故無違反の「優良運転者」には、背景色がゴールドの運転免許証が発行されます。ゴールド免許は優良ドライバーの証であり、有効期間は5年間となっています。ただし、運転者の年齢によって有効期間は異なり、更新の年に満71歳を迎える場合は4年間、満72歳以上の場合は3年間となります。

なお、優良運転者となりゴールド免許になった後でも、違反によって取り締まりを受けた場合には、次回更新時に再びブルー免許に戻ります。

色が変わるのは、運転免許証の更新時

運転免許証の色が変更となるのは運転免許証の更新時です。有効期間中に事故や違反をしても即座に色が変わることはありません。

ゴールド免許へは最短でも6年かかる

ゴールド免許になるためには、免許取得から最短でも6年の期間を要します。例えば18歳で免許を取得した方は、最初の3年間がグリーン、初めての更新でブルー、さらに3年後の更新まで違反や事故がなければゴールドになる計算で、最短でも24歳の更新時にゴールド免許となるわけです。

もしブルーの期間に事故や違反を起こしてしまった場合には、次の更新時もブルーのままになります。そのため、運転免許証を持つ人の中には、「ゴールド免許になったことがない」方や、「ゴールド免許になったものの、次の更新でブルーに戻ってしまった」という方もいるでしょう。

「毎日運転をしておりゴールド免許である」「継続してゴールド免許である」という方はまさしく優良ドライバーであると言えます。

運転免許証の色がゴールドになると保険料が安くなる?

自動車保険の広告で、「ゴールド免許で保険料がお得になる」と見たことがある人もいるかもしれません。本当に運転免許証の色で保険料が安くなるのでしょうか。ここからは、運転免許証の色による保険料の違いについて詳しく見ていきましょう。

ゴールド免許で保険料が安くなる保険会社もある

実際に、運転免許証の色がゴールドになると保険料が安くなる保険会社は多く存在します。イーデザイン損保を例にとって見てみましょう。

イーデザイン損保での保険料例

運転免許証の色以外の条件が同じだった場合、どのくらい保険料に差が出るのでしょうか。実際の保険料例を比較してみます。

イーデザイン損保での保険料例

上記保険料の算出条件

  • 運転免許証の色:ブルー ゴールド
  • 使用目的:主に日常・レジャー
  • 主な使用地:宮城県
  • 運転者限定特約:運転者夫婦限定
  • 運転者年齢条件:30歳以上補償
  • 前年走行距離:9,000q(適用区分:5,000q超10,000q以下)
  • 料率クラス:車両5対人5対物5傷害5
  • 等級:20等級(事故有係数適用期間:0年)

【補償内容(保険金額など)】

  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限
  • 対物超過修理費用:あり
  • 人身傷害:3,000万円(搭乗中のみ)
  • 搭乗者傷害:1,000万円
  • 車両保険:145万円
  • 車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円
  • 車両全損時諸費用:あり
  • 弁護士費用:300万円
  • インターネット割引:あり

【その他の算出条件】

  • 主に運転される方(記名被保険者):32歳
  • 用途・車種:自家用普通乗用車(1,800cc)
  • 初度登録年月:平成26年1月
  • 保険開始日(始期日):平成30年7月1日
  • 保険期間:1年間
  • 前契約事故:なし
  • 前契約保険会社:イーデザイン損保
  • 払込方法:一時払
  • 表示の保険料は、保険開始日が2018年7月1日のイーデザイン損保における保険料です。
    商品改定などにより、保険料が変更となる場合があります。

上記条件では、ゴールドのほうがブルーよりも6,740円安くなります。条件により安くなる額は変わりますが、このケースでは1割以上保険料が安くなることがわかります。

なぜゴールドは保険料が安くなるのか

ではなぜ、運転免許証の色がゴールドになると保険料が安くなるのでしょうか。ゴールド免許は上記で説明したとおり、優良ドライバーの証です。5年間事故も違反もしていないドライバーは、言い換えれば「事故のリスクが小さい」運転者であるといえます。

自動車保険では、事故のリスクが高い場合は保険料を高く、リスクが小さい場合は安くなるようにして、保険料の公平性を保っています。ゴールド免許であるということは「事故のリスクが小さい=保険金を支払う可能性が小さい」と考えられるため、保険会社側は保険料を安く設定するというわけです。

対象となるのは主に運転される方の免許証の色

ここで注意したいのが、「誰がゴールド免許だと保険料が安くなるのか」という点です。対象となるのは契約している自動車を主に運転される方(記名被保険者)になります。契約者の運転免許証の色ではありませんので注意しましょう。
主に運転される方が変わった場合は、自動車保険の契約内容を変更する必要がありますが、その際には運転免許証の色についてもきちんと申告しましょう。

運転免許証の色が変わったときの手続き

運転免許証の色は保険料に影響を与えるため、契約時には保険会社に正しい内容を申告しなければなりません。では、契約期間中に運転免許証の色が変わった場合は、手続きが必要なのでしょうか。

ケース1:ブルーからゴールドになった場合

保険料は、自動車保険の保険開始日(始期日)時点の運転免許証の色によって変わります。そのため、契約期間中に運転免許証の色がブルーからゴールドになったとしても、保険料は安くなりません。
運転免許証の色が変わったときには、契約期間中ではなく「次の契約更新時」に保険会社へ申告しましょう。

ケース2:ゴールドからブルーになった場合

ゴールドからブルーになったときでも、それが契約期間中であれば保険料が途中で高くなることはありません。こちらもケース1と同じく、次の契約更新時に保険会社へ申告しましょう。

ここで気をつけたいのが、運転免許証の色を告知事項と定めている保険会社が多いという点です。告知事項であるということは、「契約時に保険会社へ正しく申告しなければいけない」ことを示しており、正しく申告しない場合は、契約が解除されたり、補償を受けられない場合があるということです。例えば、「保険料が高くなるから、ブルーになったことを黙っておこう」「主に運転する人が自分から子どもに変わったけれど、そのままにしておこう」と考えていると、万一の事故の際に「告知義務違反」となり、保険金が支払われない可能性がある、ということです。
もしものときに備えるための保険ですから、このようなことにならないよう、保険料が高くなるとしてもきちんと告知をしましょう。

まとめ

ゴールド免許保有者は事故のリスクが小さいため、他の運転免許証の色と比較して自動車保険料が安く設定されているケースがあります。安全運転を継続し、その結果保険料も安く抑えられるというのはうれしいですね。自動車保険に加入または更新する際は、ゴールド免許であることを忘れずに申告しましょう。

監修:渡邊 裕砥

■監修:渡邊 裕砥

ファイナンシャルプランナー、心理カウンセラー。
株式会社エルティヴィー執行役員。保険会社や保険代理店向けのコンサルティングや保険のプロ向けの教育研修を中心に活動中。

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